FRBのかじ取りと決算発表
昨日にFRBは幾つかの新しい施策を発表した。
驚いたのは、プライマリーディーラーへの公定歩合貸出制度だ。
これまでは資金繰りが困った銀行に対して、FRBが最後の貸し手として、公定歩合レートで資金を貸し出すことができた。言うまでもなく、資金繰りが悪化すれば、銀行は破たんしてします。
しかし、この制度には条件があった。それは、その金融機関が預金取扱銀行であることだ。つまり、経営破たんすると、一般の預金者に多大な影響を及ぼすので、FRBが貸出てくれるわけだ。
これは一般企業には通用しない。放漫経営して、倒産しそうになるたびに、中央銀行から最低金利で資金が借りられれば、社会の規律はおかしくなるからだ。
しかし、今回FRBは公定歩合の貸し出せる先に、非預金取扱金融機関を含めた。つまりは投資銀行や証券会社がこれに該当する。しかもその公定歩合のレートも0.25%引き下げた。
その前日には大手証券会社のベアスターンズが資金繰りが悪化しているとの報道がされていた。まさにFRBは、この信用不安を払拭するためなら、何でもありの政策に出たわけだ。
これは勇気を必要とする行為であり、FRBを評価したい。
しかし、一方でここまでFRBが追いこまれるということは、ベアスターンズに限らず、今後も証券会社や投資銀行の経営破たんぎりぎりの報道が出てくるのではないかという懸念を感じるものである。
今週は本日リーマンブラザーズとゴールドマン・サックス、水曜日にモルガン・スタンレー、木曜日にベアスターンズの決算発表が予定されている。
この数週間の相場変動はあまりに急激であり、調整局面も予想されるが、引き続きドル売りの流れには注意が必要だろう。
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